Lenovoによって2019年5月に発売された人気のノートパソコンThinkBook。
ThinkBookは、かなり支持の多いノートパソコンでありながら、有名なビジネスモデルの『ThinkPad』、普段使いの『IdeaPad』、クリエイター向けの『Yoga』など他モデルの影に隠れてしまいがちです。
しかし、ThinkBookは、IdeaPadのスタイリッシュな外観とThinkPadの高性能を同時に体感できる、ハイブリッドで使い勝手のいいおすすめ機種。
今回は、目立たないけれど優秀なノートパソコンThinkBookの魅力について詳しく解説していきます。
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Lenovo ThinkBookとは
ThinkBookは、ThinkPadシリーズが持つ思想や信頼性を受け継いだビジネスノートPCとして、2019年に発売されたモデルです。
持ち運びしやすい薄型軽量設計や、テレワークやリモート会議の利用に適した作りは現代のビジネスシーンにマッチしたモデルとしてファンの多い理由のひとつです。さらに、価格帯においてもThinkPadシリーズ安価なため、ビジネス・普段遣いの両方で気兼ねなく使える機種となっています。
Lenovo ThinkBookの歴史とブランド
ThinkBookシリーズは2019年5月にLenovoの新シリーズとして「ThinkBook 13s」と「ThinkBook 14s」の2モデルを最初に発売しました。2モデル共に、TPM 2.0セキュリティチップ、指紋リーダー、ThinkPadと同様のウェブカメラシャッター、Skype用の専用ボタンを搭載。
ThinkPad伝統のトラックポイントは未搭載ですが、電源ボタンでの指紋認証サインイン、シャッター付カメラレンズ、Skype専用ボタンなど、テレワークに適した仕様を盛り込んでおり、現代のビジネスシーンに沿ったノートパソコンを作りました。
ある程度パソコンに負荷のかかる作業でも問題なく仕事を進めるために、各モデルには最新のインテルCoreまたはAMD Ryzen™プロセッサーなどを搭載。
滞りなくパソコンでの作業が進むことを求める現代のスタイルに合わせたモデルが、ThinkBookなのです。
Lenovo ThinkBookのデザインと機能性
ThinkBookは同系色を合わせたツートンカラーとなっており、アルミニウム素材を使った高級感のあるボディが特長です。
天板にはThinkBookのロゴ入りで、画面は狭額縁設計のためできるだけ画面が見やすくなっています。トラックパッド部分はスマートなボタン一体型で、シンプルさを徹底的に追求したデザインに。
キーボードの配置や形状で入力の負担を軽減、ブルーライトカットのアイケアモードを搭載するなど、利便性と快適性を同時に叶えます。
全体的な印象としてスタイリッシュ。人目を引く軽量でゴージャスなアルミニウム製の筐体が特長です。
Lenovo ThinkBookのパワーとセキュリティ
ThinkBookシリーズは柔軟性に長けた使用感で、ビジネスの生産性を上げることができるでしょう。パソコン内部にはデュアルファンを採用し、熱がこもらず作業中のパフォーマンスと稼働率を向上。スペックの拡張も容易で、作業内容に合わせてアップグレードを行うことができます。
セキュリティ機能においても、Webカメラに装備されたプライバシーシャッターや指紋センサーを統合した電源ボタンなどにより、みなさまのデータとプライバシーを厳重保護しているので安心してください。
Lenovo ThinkBookの特徴
Lenovo Thinkbookの機能面
Thinkbookは、利用者の効率や場面を第一に考えてデザインされています。Thinkbookを一目見れば、無駄をそぎ落としたシンプルなデザインで、堅牢な作りなのがわかります。
ノートを開くと、キーボードの中心に赤いボタンが配置されています。この赤いボタンは、ポインターを操作する際の入力デバイスで、 Thinkシリーズに長い間受け継がれてきた大きな特徴です。
クリックはタッチパッドの上のクリックパッドで行えるため、腕を動かさずミニマムな操作が可能です。
Thinkbookの製品の一覧見ていると、黒い筐体と赤いアクセントが一貫していることに気づきます。lenovoのデザイン責任者は、「pcを閉じている状態ではただの黒くて四角い箱、開ければ途端に快適な操作環境が目の前に現れる」とイメージしていました。
Lenovo Thinkbookは、その信念を20年以上貫き続け、世界中でシェアされることになったのです。
Lenovo Thinkbookは仕事とプライベートの二刀流
スタイリッシュなデザインと申し分のないスペックのThinkbookは、指紋認証センサーやプライバシーシャッターなどセキュリティー面でもありがたい機能を標準搭載。ビジネスだけでなく、学生の授業、自宅での日常生活で使いたい方も購入できるコスパの良さもあるのです。
Thinkbookには拡張性がある機種もあるため、将来に備えてのスペック変更も可能。作業に応じた拡張をすれば、快適に作業が行なえます。
Lenovo Thinkbook と Lenovo ThinkPadの違い
Lenovo ThinkPad と Lenovo ThinkBook は、どちらも個人およびビジネス向けのノートパソコンが揃った人気シリーズ。
互いに自宅や職場での生産性を高めるための機能は搭載しています。この2つのどこに違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
①キーボードの違い
ThinkBookとThinkPadの違いで明白なのは、キーボード。サイズや機種によって違いもありますが、キーストロークは約1.4mm前後です。
同じ「Think」なので、キーボードなどは一緒などと思われがちですが、ThinkPadのような深いキーストローク（キートップが沈み込む深さ）はなく、キーの間隔が狭いのが特長です。
キー感覚は好みや慣れもあるので、選び方は人それぞれです。指が太い人や手が大きい人は打ち間違いなどが気になるかもしれません。
②コストパフォーマンスの違い
ThinkPadは高い性能とハイレベルなスペックが特長のモデルで、ターゲットは完全にビジネス向け。最上位モデルのThinkPadは20万以上の高価格帯も。そのため「ThinkPadは高くて買えない」という方も少なくありません。
その点、ThinkBookシリーズは、コンパクトで小中規模のビジネスや、リモートワーク向けの性能が中心。手頃な価格帯で販売されています。大量の作業や重いソフトでマルチタスク中心といった方以外は、ThinkBookでも充分満足できるスペックです。
③バッテリーの持続時間
ThinkBookとThinkPadでは、バッテリーの持続時間にも違いがあります。
機種によっても異なりますが、ThinkBookは約10時間前後。ThinkPadはそれ以上の12時間以上が基準の持続時間です。バッテリー持続時間はThinkPadが上回っていますが、1日中外出先で作業を行うといったことがなければ、ThinkBookは携帯性とバッテリー寿命から、フリーランサーにとって優れた選択肢と言っていいでしょう。
Lenovo Thinkbook を代表する3機種のスペックや特長は？
ThinkBook 14 Gen 4 (第12世代Intel® Core™)
| 機種名 | ThinkBook 14 Gen 4(第12世代Intel® Core™) |
|---|---|
| CPU | Core i3-1215U Core i5-1235U Core i7-1255U Core i5-1240P Core i7-1260P |
| GPU | CPU内蔵、NVDIA GeForce MX550 2GB GDDR6 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit（他のエディション選択可能） |
| メモリー | 最大40GB（DDR4）、1オンボード+1スロット |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD |
| 寸法(幅×奥行き×高さ) | 約 323x218x17.9mm |
| バッテリー駆動時間 | 最大 約11.9時間 |
| 質量 | 約1.4kg~ |
| 価格 | 9万円～ |
ThinkBook 14 Gen 4は、スペックや価格含め、バランスの取れた機種です。
約1.4kg~と多少重さはありますが、自宅内やちょっとした外出先では問題なく扱えるレベルです。CPUには第12世代Core (U) / (P)の中から好きなものを選択できるため、自分の用途にあったスペックを選択できます。
ビジネス面から大学生まで、幅広い層をターゲットにオススメの機種です。
ThinkBook14 Gen4 AMD
| 機種名 | ThinkBook14 Gen4 AMD(第12世代Intel® Core™) |
|---|---|
| CPU | Ryzen 5 5625U Ryzen 7 5825U |
| GPU | AMD Radeon グラフィックス（内蔵） |
| OS | Windows 11 Pro 64bit |
| メモリー | オンボード: 8GB ; スロット: 8GB、16GB、32GB |
| ストレージ | SSD: 256GB/512GB/1TB |
| 寸法(幅×奥行き×高さ) | 約 323x218x17.9mm |
| バッテリー駆動時間 | 最大約12.7時間 |
| 質量 | 約1.4kg~ |
| 価格 | 8万円～ |
ThinkBook14 Gen4 AMDは、非常にコストパフォーマンスが良い機種です。この価格にしては非常にスペックの高い機種で、ストレージの増設も可能です。デザインもアルミニウムの筐体で高級感があり、大変スタイリッシュ。CPUがCoreではなくRyzenという点も価格がお手頃の理由のひとつ。
デメリットとしては、SSDはPCI Express 4.0ですがパソコンがPCIe 4.0に対応していない点や、WEBカメラにFHD 1080pが選択できない点ぐらい。しかし、この価格帯においては間違いなくトップクラスのスペックが揃っています。
ThinkBook 14 Gen 5 (第13世代Intel® Core™)
| 機種名 | ThinkBook 14 Gen 5 |
|---|---|
| CPU | Core™ i7-1355U プロセッサー Core™ i5-1335U プロセッサー Core™ i3-1315U プロセッサー |
| GPU | AMD Radeon グラフィックス（内蔵） |
| OS | Windows 11 Pro (64bit) Windows 11 Home (64bit) |
| メモリー | 16GB (内、8GBオンボード) 8GB (オンボード) |
| ストレージ | 1TB (PCIe NVMe) 512GB (PCIe NVMe) 256GB (PCIe NVMe) |
| 寸法(幅×奥行き×高さ) | 約 323x218x17.9mm |
| バッテリー駆動時間 | 最大約12.7時間 |
| 質量 | 約1.4kg~ |
| 価格 | 8万円～ |
2023年のスタンダードビジネスPCと言って良いこのPCは、第13世代の最新CPUを搭載しています。メモリやストレージの増設も可能で、長い期間での利用を目的としている方にも最適。Thunderbolt 4も搭載しているので、据え置きとして考えている方にもオススメの機種です。
衝撃に強いアルミニウムを使用したボディな上、MILスペックに準拠しており、持ち運びの多いユーザーにとっては堅牢性が高いのもポイント。欠点という欠点がなく、10万円を切った価格もコスパ抜群です。
まとめ：Thinkbookについて
ThinkBookはビジネスマンに向けたモデルでリモートワークにも適していますが、性能やスペックを確認していくとかなり幅広い層にオススメできる機種となっています。
ThinkBookは基本的にどの機種もビジネス向きのモデルで、実際に使っていても不便さを感じることはありません。
知名度のあるThinkPadなどに埋もれがちですが、ThinkBookは非常にバランスに優れたシリーズです。用途にあったパソコンを調べて、ぜひ購入してみてください。
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